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山楽舎BEAR  
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2010/09/06 Monday 23:10:12 JST
 
 
山楽舎BEAR

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山楽舎BEAR 

Bureau of Ecotourism in Asahidake Range

 

山楽舎BEARは 「 大雪山の“いま”を楽しみ“あした”を考える 」 をテーマに、登山ツアー・エコツアーを行っているガイド組織です。

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連載
第34回 穂高よ、さらば
山小屋日記
 東の空が赤く染まりだした。登っているうちにだんだんと辺りが明るくなってくる。快晴。富士や南アルプスが墨絵のように浮かび上がっている。頂上付近で先行していたカメラマンに追いついた。アレッ、花子さんだ。「落石事故」の現場に三脚を据え、日の出を待つ。涸沢岳から“最後の日の出”を見ようと、早起きしてやってきた。ほぼ毎日ここから“定点観測”している花子さんと違って、朝に弱い私は、恥ずかしながら、頂上からの日の出はきょうが初めて。本日が下山日なので、つまり山頂からは「最初で最後の日の出」を見ることになる。
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第33回 もうこんな生活イヤッ!
山小屋日記
 たとえば穂高小屋の生活を映画化したとする。遭難事故現場で活躍するスタッフの姿や、岩場に張りついて水道を架設する場面などの絵になる場面が穂高の雄大な自然のなかで繰り広げられる。舞台が舞台だけに、誰が監督をしてもそれなりに感動的な作品に仕上がるにはちがいない。もちろん事実をもとにしたドキュメンタリーである。が、しかし、それが山小屋生活の本質を捉えているかといえば、首をかしげざるを得ない。むしろ、感動的な名場面など例外に過ぎない。
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第32回 冬の訪れ
山小屋日記
 連休のための「特別警戒」に来てきたはずの県警パトロール隊は、部屋にこもって終日雀卓を囲んでいるようだ。在庫が底をついていた卵を仕入れに下界へ下りていた松っつぁんが帰ってきた。お土産に持ってきたミカンを囲んで三時のお茶になった。まだ青い早生ミカンは皮をむいたとたんに爽やかな香りを放つ。下界では秋の風物詩だが、標高三千メートルの世界では、烈風が吹き抜け、風が窓ガラスをたたきつける音が、風雪の季節の到来を告げている。
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第31回 黒部源流へ(4)
山小屋日記
 降り続いていた雨が夜更け過ぎに雪へと変わった。初積雪だ。窓の外は吹雪き模様。予報は「くもり時々雨のち晴れ」。予報を信じて出発を一日遅らせたあげくにこの吹雪だ。もう信じない。
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